AIのクローラーを遮断する?許可する?|エックスサーバー新機能の設定はどうすればいい?

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エックスサーバーに、
「AIクローラー遮断設定」という新機能が設置されました。
簡単に言うと、
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あなたのブログ記事を、AIの学習モデルとして
・活用させる?
・活用させない?
という設定ができるようになった。
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ということです。
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苦労して調べて、
ひーひー言いながら書いた記事を、
AIの学習材料にされるのはまっぴらごめんでぇい!!
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この気持ちは、正直めちゃ分かります。
なので、今回のエックスサーバーの新機能、「AIクローラー遮断設定」の話を聞いて、
『せっかく書いた記事をAIに盗まれるのは嫌だし、全部ブロックしよう』
と、ブロックしたくなる気持ちも分かるのだけど、
どんなブログを運用しているかによって、この機能を使うべきかどうかは、かなり変わってきますよ。
ここ、ちゃんと考えずに表面的な判断だけで、そこらのX(Twitter)で騒いでる情報を鵜呑みにしないで!
ということで、この記事では
- エックスサーバー側が用意してくれた新機能の中身の詳細
- AIの学習の仕組み
- ブログ運営者としてどう考えるか
この3つを整理しておきます。
1 )エックスサーバーのAIクローラー遮断設定をざっくり整理
まずは、今回の機能を一度まとめておきます。
提供開始日:2026年1月7日
対象サービス:
・エックスサーバー
・XServerビジネス
・XServer for WordPress
それぞれの全プラン
サーバーパネルに「AIクローラー遮断設定」というメニューが追加されていて、ここから設定します。
※AIクローラーというのは生成AIの学習や回答生成のためにウェブサイトを巡回して情報を集めるプログラムのことですよ~。
今回の機能をオンにすると
- OpenAI社のクローラー
- Google社のGoogle Extended系
- Anthropic社のクローラー
- その他主要な生成AIサービスのクローラー
こういったアクセスを、一括で遮断できます。
※ポイント:検索エンジンのGooglebotなどは遮断されない
つまり
■Google検索のためのクロールは通す
■生成AIの学習用クローラーだけを止める
という設計です。
ここで重要なのが2つ。
1つ目
設定はドメインごと、という点。
ドメイン単位でオンオフを切り替えるので
・この記事だけAIに見せたくない
・この記事だけ遮断したい
という細かいコントロールは、今のところできましぇ~ん。
ドメイン配下の記事は、全てまとめて遮断か全て許可か、というイメージね。
2つ目
AI検索やAIオーバービューなどで、情報源として紹介されなくなる、という点。
↑↑↑
ここが最も重要!!
AIクローラーを遮断すれば、学習や回答生成の材料にはされにくくなるけれど、その代わりAIの回答欄の参考サイト
『AIオーバービューの参照元』として、自分のブログが出てくる可能性も手放すことになります。
このアクセス、本当に手放していいの?と言いたい。
2)AI学習の仕組み
ざっくり、AI学習の仕組みも触れておきます。ここ、分かっちゃないと話にならないんで。
大前提:何でもかんでも勝手に読んでいるわけではない
最近は各社とも
- 利用規約
- robots.txt(クローラー制御)
- 専用のAI用オプトアウト設定(例:GPTBot ブロック)
などに従って、クローラーを制御する仕組みを整えてます。
なので、「世の中の全サイトを無差別に丸ごと吸い上げている」というイメージは、かなり現実とズレていますよー。
どのサイトから学習するか?をAI側はちゃんと考えている。
↓↓↓
よほど上手な記事が書けていなければ、そもそも学習モデルに採用されない(相手にされない)ということ。
学習のメインになりやすいデータの種類
多くの大規模言語モデル(LLM)は、ざっくり以下のようなものをミックスして学習しています。
1)パブリックなウェブページ(テキスト中心)
- 一般公開されていて
- クローリングが許可されていて
- 著作権的に問題ない、またはライセンス上OKな範囲
のテキストがベースになります。
ただし、どのサイトをどのくらい、どの時期のものを使っているかは、各社とも細かい一覧までは公開していないことが多い。
2)書籍データ(ライセンス契約やパブリックドメイン)
- パブリックドメインの古い本
- 出版社などと契約して利用している本
といった、まとまった文章データもよく使われてます。
(品質が安定していて、体系的な文章が多いから)
3)ライセンス契約で提供されるデータ
最近は特にここが増えている傾向。
- 新聞社
- 辞書・百科事典系サービス
- 専門データベース
といったところと、直接ライセンス契約を結んで、 学習や検索用に使っているパターン。
これは「勝手に拾っている」というより、 お金を払って正式に利用しているイメージに近い。
4)人間が作った「教師データ」
- 人間が書いた模範回答
- AIの出力を人が評価して作るフィードバックデータ
こういう、人間のラベル付きデータもかなり重要な学習モデルとされてます。
RLHF (Reinforcement Learning from Human Feedback:人間のフィードバックによる強化学習)
どんなサイトがモデルになり易いか?という視点
「どんなWebを中心に見に行くのか?」という意味で言うと、クローラーは基本的に次のような傾向でサイトを巡回してます。
1)テキスト量が多く、構造がはっきりしているサイト
→ 記事サイト、ブログ、ニュース、技術ドキュメントなど
2)テーマが専門的で、情報価値が高いとみなされるサイト
→ 医学、法律、プログラミング、教育、辞書・百科事典など
3)クローリングを明示的に許可している(AIクローラーをブロックしていない)サイト
逆に言うと、
- 画像メインで文字がほぼ無い
- 極端に短い投稿ばかり
- 記事の構成ができていないサイト
- 文章スキルが低いサイト
- robots.txtやサーバー側機能でAIクローラーを禁止している
こういうサイトは、AIの「学習データ」としての優先度は下がります。
繰り返しになりますが、
よほど上手な記事が書けていなければ、そもそも学習モデルに採用されない(相手にされない)ということ。
厳しい言い方をすれば、ブロックなどしなくても、そもそも相手にされないブログも多いのでは?
では、自分のブログはどう扱われるのか?
ここが一番気になるところ。
- 一般公開のWordPressブログ
- テキスト中心
- SEOを意識した構成
こういったブログは、条件だけでいうとアフィリエイトブログ・アドセンスブログは、「学習データに向いている側」に入ります。
ただし
- サーバー側のAIクローラー遮断機能(今回のエックスサーバーの新機能など)
- robots.txt でのブロック
を使えば、主要な生成AIクローラーのアクセスは遮断すことができます。
つまり最近は
- 何でも勝手に学習される世界
ではなく - 「許可・不許可」をサイト側がある程度選べる世界
に徐々に変わりつつある感じです。
「学習」と「検索用クロール」は別物
もう一つ、誤解されやすいポイントを最後に。
- モデルの「学習」に使うデータ
- チャット中にリアルタイムで参照するための「検索・ブラウズデータ」
は、別扱いです。
例えば
- 検索連携で一時的にページを読んで回答に使う
- でも、その内容は学習データとしてモデルに再学習させない
というポリシーを明確にしているサービスも多い。
なので
「AIに一度参照された=すぐ学習に取り込まれて一生使われる」
とは限らないということ。
さて、
ここからは、運用しているブログの種類ごとに考えていきますよー。
例えば、次のようなケースならAIクローラー遮断を検討する価値はあると思います。
・有料会員向けのコンテンツを置いている会員サイト
・教材の中身に近い情報を、そのままブログで公開しているケース
・自社独自の技術情報や研究データなど、外に出したくないノウハウを多く扱っている企業サイト
こういった場合は、
・そもそも一般公開の範囲を狭くしたい
・人間の読者以外にはなるべく触ってほしくない
という発想なので、AIクローラーを遮断する意味はあります。
できる範囲の防御策としてやれることはやっておきたい、というスタンスなら今回のAIクロール遮断機能はありがたい機能といえます。
3 )ブログ運営者としてどう考えるか
お待たせしました。
ここからが本題です。
アフィリエイトブログは、読まれてなんぼ。
・検索から来てもらい
・記事を読んでもらい
・比較や口コミを見てもらい
・最後に行動してもらう
この流れができて初めて、収益が生まれます。
その前提で考えると、AIクローラーを完全にブロックしてしまうのはかなりもったいない選択です。
なぜ?
↓↓↓
理由は2つ。
1つ目
AIオーバービューやAI検索に載るチャンスを自分で捨てることになるから。
今後、検索結果の一部がAI要約に置き換わっていくのは避けられません。
その中でAIが参照した情報源、回答の根拠になったサイトとして、自分のブログが表示されれば、そこからクリックされる可能性は爆上がりする。
「遮断設定」をオンにしてしまうと、この導線を自分で切ることになります。
AIオーバービューに採用されて、
収益爆伸びさせてる生徒さん、沢山いますから。
2つ目
アフィリエイト記事の世界では、AIより人間(ライバル)の方が、よほど直接的にリライトしてくる。
ぶっちゃけ、AIの学習の肥しになることよりも
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同じジャンルのライバルが
あなたの記事をまるごと読み
言い回しだけ変えてリライトする
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こちらの方が現実的で、頻度も高いでしょ?!
つまり、AIクローラーをブロックしたとて、人間のライバルからの転用リスクが消えるわけではない。ということ。
また、AIを使いこなせていない人がプロンプトを投げたとしても、あなたの記事より薄い要約が出てくるだけで、あなたの現場感や体験まではコピーできません。
アフィリエイト記事の価値は
・キーワード選定
・検索意図に答えているか?
・構成
・一次情報
・経験や失敗談
・対象読者へのコミュニケーション
こういった要素の組み合わせで決まりますんで。
『AIに学習されたら、それらが丸ごと再現されてしまう』
というイメージを持つ人もいますが、現実にはプロンプトを工夫できていない人には、大した武器にならないという側面の方が大きい。
それに、あなたがそもそもAI使って記事を書いているなら、さらに他のAIがあなたの記事を学習したからって、どうなん??って話。笑
ただの共食いじゃん・・ってことでしょ?
既に2年前、AIが出始めたときから、
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AIが要約した記事を
AIが学習してまた要約記事を書く
↓↓↓
これが繰り返されると、
共食い&近親相姦的に記事の質は落ちていく
↓↓↓
だから、体験・経験などが入っていない記事は生き残らない
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とずっと言い続けてきました。
ここまでを踏まえて、私(メガ)自身の立場をはっきりさせておくと、
アフィリエイトブログに関してはAIクローラー遮断は基本オフで良い
と思ってます。
理由を整理すると
・アフィリエイトブログは、そもそも読まれるために書いている
・AIオーバービューやAI検索の集客導線を自ら切るのはもったいない
・AIの肥しになることより、人間が直接リライトする方がよっぽど現実的なリスク
・その上で、AIを使いこなせないライバルが学習データを使っても、大した脅威にはなりにくい
です。
なので、「AIさん、欲しければご自由にお召し上がりください」・・でいいと思ってます。
もちろん、これは
・有料教材の本文をブログに載せている
・会員限定コンテンツとほぼ同じものを公開している
みたいな特殊なケースは別ですよ。
秘匿性の高い内容は、そもそも一般公開の範囲や構成の方を見直した方が良いですし、どうしても守りたい部分があるなら
サイト全体の役割や公開範囲ごと設計し直した方がいいという話ですからね。
チェックポイント
最後に、今回の話を踏まえて今すぐできる見直しポイントを3つ挙げておきます。
1つ目:自分のブログごとに役割を整理する
・アフィリエイト用のオープンなブログなのか
・会員や顧客向けの情報が多いブログなのか
ブログごとに役割を明確にしましょ。
オープンに読まれてなんぼのブログなら、AIクローラー遮断は基本オフで良い、という整理で良きです。
2つ目:守りたいコンテンツがあるかどうかを考える
・このドメインだけは、AIに見せたくない
・このサイトは、顧客限定の情報が多い
こういったサイトがあるなら、そのドメインだけAIクローラー遮断をオンにする、という使い方はありです。
教材サイト
マニュアルサイト
とかね。
なので、アフィリエイトの集客用ブログなのに「怖いからとりあえず全部遮断する」という判断は、思考停止と言わざるを得ない。今日のこの記事、ちゃんと理解して考えたら、遮断する方がデメリットが多いのわかるでしょ?
3つ目:AIに学習される云々より、今できる差別化を優先する
最終的にはここに戻ります。
どのサイトも、どのブログも、AIだろうが人間だろうが、参考にされる可能性はゼロにはなりません。
そこで差がつくのは、
「どれだけ一次情報を持っているか」
「どれだけ読者に向き合った記事になっているか」
「どれだけ経験や数字を積み重ねているか」
このあたりじゃないですか。
ここを磨き続けていれば、同じテーマでAIを回しただけの記事とは自然と差がついていきます。
エックスサーバーの新機能そのものは「選択肢が増えた」という意味でありがたい。
ただ、アフィリエイトブログ運営者としては
・守るべき情報を扱っているのか
・読まれることで価値が生まれる情報なのか
この線引きをしたうえで機能を使うかどうか決めていきたいところ。
不安だから一律オフではなく自分のブログの役割を基準にした判断をしていきましょう。
あ!
noteで「あなたの記事をAIの学習モデルに提供しますか?拒否しますか?」を聞いてくるでしょ?
考え方は、この記事で伝えた内容とまったく同じで大丈夫ですよ!































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