薬機法、正しく理解してる?知らないでは済まされないアフィリ記事と法律の話

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ブログでアフィリするのに特に、美容系・健康系を扱う人は避けて通れない「薬機法」という法律。この薬機法というのは「法律」なので、守らないとヤバイです。
薬機法・・初耳!
というひともいるかもしれないので、わかりやすく説明していきます。
ルールを知らなきゃ、試合には絶対に勝てないです。
サッカーのルールを知らずに、ハンドボールのように、手でシュート決めても、点数にならないどころかレッドカード→退場になってしまうわけで。
面倒とか、難しい・・ではなく、まずルールを知る。知らなければ勉強する。
美容系の記事を書くのであれば、自分を守るためにも、長く稼ぎ続けるためにも最低限理解しておくべき事だと思います。
例えば
「ダイエットサプリ」をアフィリしたい!という場合、
ついつい記事に
「このサプリを飲むと、わずか1か月で10キロ痩せられるんですよ!」
「沢山の方が、このダイエットサプリで、ダイエットを成功させています」
みたいに書いてしまう事、無いですか?
これ、法律違反かもしれない?!
という話です。
では、どこまでが大丈夫でどこからがNGなのか?
この判断ついていますか?という事です。
当然、違法記事を書いていれば処罰されますし、罰金も科せられます。
アフィリエイターは例外・・というわけにはいきません。
この記事に分かりやすくまとめたので学んで行きましょう。
この記事を読むと分かること
- 薬機法とは?
- どれぐらいの表現までOKか?の基準
- 本気で薬機法学びたい人向けの教材
薬機法とは?
まず薬機法の正式名称から。
「医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する
と言います。長いですね~。笑
薬機法は保健衛生上の危害の発生及び拡大の防止のため、製造・表示・販売・流通・広告などについてのルールを細かく定めた法律です。
「薬機法」は、かつては薬事法と呼ばれていました。2014年の法改正に伴い名称が「薬機法」に変更されています。
医薬品等の品質・有効性及び安全性を確保し、保健衛生上の危害の発生・拡大の防止を目的としています。薬機法に於いての「医薬品等」とは医薬品、医薬部外品、化粧品、医療機器及び再生医療等製品を指します。
厚生労働省が管轄し、都道府県が窓口となります。広告については第66条~第68条で定められています。
アフィリエイトにかかわる部分としては、
第66条:虚偽又は誇大広告の禁止
が、最も直接関係してくる部分ですね。
かいつまんで、ざっくり分かりやすく言うと、
- 医薬品
- 医療機器
- 健康食品
- サプリメント
- 医薬部外品
などに関しては品質と有効性に関しての誇大表現はNGという事です。
つまり、消費者の安全性を確保するために「法律で、細かくルールを決めてあるよ~」「医薬品に関する誇大広告や、医薬品ではない商品の効果を保証する表現はNGだよ~」ということです。
私たちアフィリエイターに、特に直接かかわるのは記事内における表示の仕方ということになります。
美容系の記事やダイエット、育毛、脱毛、バストアップに関する記事等々・・売れてなんぼのアフィリエイターにとってはついつい、「この商品は効果があるよ!」と言いたいところですが、薬機法という法律があって使ってはいけない表現が定められているということなんですね。
これじゃ、なんだかさっぱり分からないでしょうから具体例を挙げて説明して行きます。具体的に言うと化粧品、サプリ、健康食品は「医薬品」ではないわけだから、
- このサプリを飲めば痩せられます。
- これを塗れば、禿が治ります。
- これでシミが消えます。
- このサプリで胸が大きくなります。
- このショーツで骨盤矯正ができます。
みたいな「効果を保障する表現」はNG!ということです。
「効果を保証する表現」というところがポイントになります。(←あくまで、ザックリ説明です。薬機法はもっと細かいですよ。)
使っていい表現と使ってはいけない表現が実に細かく定められていて、これに違反したら2年以下の懲役または200万円以下の罰金が課されるという恐ろしい法律です。Web上に記事を書く一人として、絶対に守らないといけない部分になります。
まず、分かりやすくは上記に挙げたような
- このサプリを飲めば痩せられます。
- これを塗れば、禿が治ります。
- これでシミが消えます。
- 胸が大きくなります。
- 骨盤矯正ができます。
みたいな「保証する表現」「断定する表現」は絶対にNGと覚えておきましょう。
最近は、様々な有効成分が入った、化粧水や美容液がありますが、化粧品は医薬品ではないので、「肌がつやつやになります」「保湿力が高まります」「乾燥肌の方に効果があります」などの表現は、薬機法的には「アウト」「使ってはいけない表現」になります。
体験談なら事実だから、書いてもいいの?
「体験談記事」というスタンスで、「使ってみた記録」を記事にした場合どうなのでしょうか? 実際の体験談なら、許されると思いがちですが・・
実際に使ってみて、2週間で2キロ体重が減りました。みたいな表現は?
↓↓↓
判定:NG
1か月使った結果、シミが薄くなったように感じます。みたいな表現は?
↓↓↓
判定:NG
なんです。
「日記ブログ」のようにただの個人的な記録ならまだしも、僕らアフィリエイターは効果が出たとする「商品」を紹介してお金をもらう記事を書いている訳ですから「体験談だからOK」という訳にはいかないという事なんです。
「治る」「痩せる」「肌のトーンが明るくなる」などの「効果を保証する表現は全てNG」だと覚えておきましょう。
実際に厚生労働省から指摘を受けた時の話
今ほど薬機法が厳しくなる前ですが、私のブログ記事でも「表現が薬機法に抵触している」と指摘を受けたことがあります。
指摘されたのはダイエット記事でした。
私の場合、指摘された記事に断定表現・保証表現は使っていなかったけれど、厚生労働省から連絡がきた時にはめちゃ緊張しましたね。汗
指摘されたのは「太った女性の写真」と5行ぐらい下に載せた「痩せた女性の写真」の部分。この部分が「痩せるという保証を暗に表現している」とのことでどちらかの写真を削除するようにという指摘でした。
特に、ビフォア→アフターみたいに並べて見せるような表現をしていなくても「ダメ」と言われたらダメなんですね。
結局は痩せた女性の写真を削除したらOKもらえたので、ページは削除せずにすみましたが。
※この時は、太っていることへのコンプレックスを強く訴求する方を選んだ(残した)という対応をしました。厚生労働省の担当の方に、何度も記事を見てもらいながら「これならいいでしょう」がいただけるまで修正しましたよ。
その時に詳しく聞いたら、
「よほど悪質な広告や記事ではない限りすぐに逮捕→罰金ということはない」とのこと。
まずは「行政指導」という形でメールで案内して、記事内容の訂正をすればその後も問題なく訂正した記事は掲載し続けることができる。ということでした。
つまり、極端な保証表現や断定表現、別人の写真を並べて、いかにも痩せたように見せるとか、髪が生えたように見せるとか・・こういう悪質と判断されるものは即NGだそうです。
また行政指導のメールをずっと無視し続けるとか・・まぁ、これは当然NGですけどね。笑
そういうものでない限り、実際にすぐに罰金を払わされたりすることはないという事です。
【2021年9月加筆】
この記事を書いた時より、この1年ほどで薬機法に関する判定基準・摘発基準は遥かに厳しくなっています。
商品の販売者である企業が検挙されたり、アフィリエイターでも逮捕者が出ているという現状を見ると、楽観視はできないです。特に美容関係を扱う人は、薬機法はしっかりと学んだ方が良いです。
私ももう一度薬機法を学び直して記事を書いていますよ。
どれぐらいの表現までOKか?の基準
どれぐらいの表現までOKか?の基準。
これはかなり難しいですが、広告主ページの表現が薬機法で取り締まられていないなら「それ以上に煽るような記事を書かない」「広告主の販売ページと同等の表現にとどめる」を一旦は、最低限の目安にしましょう。(もちろん100%安全という意味ではないです。)
この考え方の根拠としては、広告主のページは何度も薬機法を潜り抜けてきた「プロ」のディレクターが監修しているからという考え方に基づきます。
広告主ページは、記事も画像もプロたちが手掛けて、何重にもチェックをしているので、まずはこの基準に合わせて記事を書いていけば「いきなり警告⇒逮捕」にはならないはずです。
【注意1】
リライト記事の場合でも、リライト元のアフィリエイターが書いた記事を基準にしてはいけないということです。
リライトする時は、記事の構成や流れは参考にするけれど、個々の表現は必ず広告主の表現の範疇にとどめる事は意識しておくべきです。
【注意2】
もし、自分の記事が薬機法に抵触していた場合は厚生労働省から警告のメールが届くので、迅速に・素直に対応しましょう。
外部から連絡が取れるようにブログ内に「管理人へのお問い合わせはこちら」といったメールフォームは必ず設置しておくべしですね。
本格的に、基礎から薬機法学びたい人向けの教材
とりあえずは、広告主の販売ページの表現に揃えればOKとはいうものの、薬機法に関しては一度はしっかり学んで法律に抵触しない記事を書くことはこれからの時代必須になってきます。
薬機法を短時間で学べる教材を紹介しておきます。薬機法の専門家「稲留真希子」先生が動画で薬機法をわかりやすく解説してくれています。
アフィリエイターの為に作られた薬機法対策動画「アフィリーガル」という約2時間40分のビデオ講座です。私も、これを使って、薬機法を学びました。
「アフィリーガル」の詳細はこちらから確認してください。
↓↓↓
「アフィリーガル」-アフィリに取り組む上で知らなかったでは済まされないルール-
アフィリ記事を書く場合の具体的な例を出しながら分かりやすく解説してくれている動画なので、楽に頭に入りますよ。
私も購入して既に10回以上繰り返し学びましたが「アフィリエイトでの具体例」が豊富で、分かりやすかったです。
正直、薬機法のページを直接読んでも法律の素人には何言ってるんだか全くわからないし、具体例もないのでどこまでが良くて、どこからはNGなのか分かりにくかったんですよね。
「アフィリ―ガル」は動画形式で学べるので、時間の無い方でも学びやすいです。
不安を抱えながら記事を書いていると精神的にも辛いですので「薬機法が心配」「安心して記事を書きたい」という方は、「アフィリ―ガル」でしっかり基礎を学んで安心して記事作成すると良いです。
薬機法まとめ
薬機法は法律であり、「知らなかった」では済まされません。
Web上に記事を書いて、収益を得るという「仕事」をする訳だから当然法律は遵守しないといけないです。
煽り表現やBfore⇒Afterの写真などはもちろんNGだけれど、判断が微妙な表現も沢山あります。
まずは、紹介する商品の販売ページ以上に「効果を保証するような表現」を用いない事。そして引用の「口コミ」部分も薬機法に触れてはいけないという事は頭に入れておきましょう。
ということで、「美容系・健康系」のジャンルでアフィリする人は、「薬機法」に関して一度は、最低限の基礎は学んでおいた方が安心です。
どこまで攻めても大丈夫なのか?が分かっていれば自信をもって記事が書けますからね!
以上になります。お疲れ様でした。
初めまして、ランキングから来ました。
薬機法というのを初めて知りました。
知らずに宣伝をしていたら2年以下の懲役又は、200万円以下の罰金は恐ろしいですね。
マサtonさん
コメントありがとうございます。
MEGAです。
そうなんです。
薬機法って「法律」なので、
アフィリエイトをやる以上は「知っておくべき」基礎知識なんですね。
道路交通法知らずに運転するのと同じなので。。
ヤバイです。笑
ぜひ、これをきっかけに、学んでみてください^^、
こんにちわ!
薬機法は初めて知りました。
これからアフィリエイトしていく上で、
勉強は必須ですね。
でめきんさん
いつもコメントありがとうございます。
そう、アフィリをやるには
薬機法、知らないとヤバいことになります。
ぜひ、しっかり学んでルール(法律)をマスターしましょう。
上限値が分かれば
安心して「攻め」の記事が書けますからね!